スプリットクレスト

スプリットクレスト

スプリットクレスト(歯槽堤分割術)とは?

スプリットクレスト

スプリットクレストは、骨の幅が不足している部位でインプラント治療を可能にする骨造成技術です。特殊な器具を用いて骨に切り込みを入れ、骨折させることなく慎重に骨幅を拡大し、インプラント埋入に必要なスペースを確保します。

歯槽堤拡大術とも呼ばれ、GBRなどの他の骨造成法と比べて外科的侵襲が少なく、患者様の負担を軽減できる治療方法です。和泉市・和泉中央駅のJinMei DentalClinicでは、院長の豊富な経験と高度な技術により、スプリットクレスト治療をご提供しています。適応症例は限られますが、条件が合えば効果的な骨造成法です。

こんな方は一度ご相談ください

  • 骨の幅が狭いと断られた
  • 歯周病で骨が痩せてしまった
  • 抜歯後に骨幅が減少した
  • 大きな骨移植は避けたい
  • 低侵襲な骨造成を希望している
  • 他の骨造成法で断られた
  • 治療期間を短縮したい
  • 負担の少ない手術を求めている

スプリットクレストが適応となる方

スプリットクレストは、インプラント埋入に必要な骨の幅が不足しているものの、ある程度の骨量が残っている方に適用されます。具体的には、最低3mm程度の骨幅があり、骨の中に骨髄が存在することが条件となります。骨質が適度な硬さであることも重要で、硬すぎる骨や軟らかすぎる骨では適応が困難な場合があります。

また、骨の高さは十分にあるが幅のみが不足している症例に特に適しています。CTによる詳細な診査により、患者様の骨の状態を正確に評価し、スプリットクレストの適応を慎重に判断いたします。

スプリットクレストの効果

スプリットクレストにより、外科的侵襲を最小限に抑えながら骨幅を拡大できます。患者様ご自身の骨を活用するため、移植骨との結合が良好で、長期安定性に優れています。GBRなどの他の骨造成法と比べて治療期間が短く、術後の腫れや痛みも軽減されます。

また、インプラントが患者様の骨に囲まれるため、優れた初期固定が得られ、成功率の向上が期待できます。適切な症例選択により、従来困難とされていた薄い骨でもインプラント治療が可能になります。

スプリットクレストの流れ

Step 01

術前診査・治療計画

CTによる三次元的な診査により、骨の幅、高さ、質を詳しく評価します。スプリットクレストの適応を判断し、最適な手術計画を立案します。

Step 02

歯茎の切開・骨の露出

局所麻酔下で歯茎を切開し、インプラント埋入予定部位の骨を露出させます。骨の状態を直接確認し、スプリットクレストの実施を最終決定します。

Step 03

骨の分割・拡大

特殊な器具を用いて骨に切り込みを入れ、骨折させないよう慎重に骨を二分割します。段階的に器具を使用して、必要な骨幅まで拡大します。

Step 04

インプラント埋入

拡大した骨にドリルで穴を形成し、インプラントを埋入します。症例によっては後日に埋入する場合もありますが、多くは同時に行います。

Step 05

骨補填・縫合

インプラントと骨の隙間に人工骨補填材を充填し、歯茎を丁寧に縫合します。約3~6ヶ月の治癒期間中に、拡大した骨が安定し、インプラントと結合します。

Step 06

上部構造装着

骨とインプラントの結合が確認されたら、アバットメント(土台)を装着し、人工歯を製作・装着して治療完了となります。

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